iDeCo 乗り換えシミュレーター
すでにiDeCoに加入している方が、金融機関(運営管理機関)を変えると何年で元が取れるかを計算する無料ツールです。いまの残高、毎月の掛金、いまの金融機関と移す先の運営管理手数料、いまの金融機関から出るときの手数料、商品の信託報酬、手続きの間に資産が現金になる期間から、そのままの場合と乗り換えた場合の残高を、受け取りを始める年齢まで年ごとに比べます。
手数料は、2026年10月17日時点の各社と国民年金基金連合会の公式サイトの記載をもとにしています。国民年金基金連合会の手数料(2027年1月26日引落し分から月120円)と、事務委託先金融機関(信託銀行)の手数料(多くの金融機関で月66円)は、乗り換えの前後で変わらないものとして、計算に入れていません。乗り換えでは、加入時の手数料2,829円はかかりません。
たとえば、残高300万円で、いまの運営管理手数料が月330円の方が、運営管理手数料0円の金融機関へ移すと、元が取れるまで約5年4か月の計算です(はじめの入力の値。利回り年3%・現金でいる期間2か月・出るときの手数料4,400円・信託報酬の差なし・45歳から65歳まで)。
このツールが役に立つ人
- iDeCoに加入していて、いまの金融機関の運営管理手数料が毎月かかっている方
- 金融機関を変えると何年で元が取れるかを、自分の残高と手数料で確かめたい方
- いまの金融機関から出るときの手数料や、手続きの間に資産が現金になる期間まで入れて比べたい方
- 受け取りが近く、いまから移すと差がどうなるかを確かめたい方
3人の例で見る
カードを選ぶと、その条件が下の入力欄に入り、結果が計算されます。掲載している金額は本ツールで計算した結果で、利回りは年3%、現金でいる期間は2か月、出るときの手数料は4,400円、移す先の運営管理手数料は0円、信託報酬はどちらも年0.1%の前提です。ご自身の条件に置き換えて入力し直してください。
いまのiDeCoと手数料
いまの金融機関の加入者向けWebサイトなどで確かめられる、いまの資産の評価額です。1万円単位で入力します。
1,000円単位で入力します。掛金を出さずに運用だけをしている方は0にしてください。掛金は65歳になる月の前月まで出す前提で計算します。
いまの金融機関の手数料表にある、運営管理機関の手数料(月額)です。国民年金基金連合会と信託銀行の分は含めずに入力してください。金融機関やプランによって、0円から月数百円まであります。
松井証券・マネックス証券・SBI証券・楽天証券は0円です(2026年10月17日時点の各社の公式サイト)。はじめは0円にしてあります。
いまの金融機関から他の金融機関へ資産を移すときに、いまの金融機関に払う手数料です。金融機関によって違い、0円の金融機関もあれば、11,000円の金融機関(西日本シティ銀行)もあります。いまの金融機関の手数料表で確かめてください。はじめは、松井証券・マネックス証券・楽天証券から他の金融機関へ移す場合と同じ4,400円にしてあります。
商品・手続き・期間の前提
いま持っている商品の信託報酬(運用管理費用)です。複数の商品を持っている場合は、残高に応じた平均の目安を入れてください。
移す先の金融機関の商品一覧で、選ぶ予定の商品の信託報酬を確かめて入力してください。はじめは、いまの商品と同じ率(差なし)にしてあります。
金融機関を変えると、いまの商品はいったん現金にされ、移す先で買い直すまで運用されません。手続き全体には、国民年金基金連合会の案内で「書類提出後2~3ヵ月程度」かかります。はじめは、その短いほうに合わせて2か月にしてあります。
将来の利回りは誰にも分かりません。仮に置く前提として入力してください。そのままの場合も乗り換えた場合も、同じ利回りで計算します。
いまを、その年齢になった月とみなして計算します。
受け取りを始める年齢は、60歳から75歳までの間で選びます。この年齢になる月までの残高を比べます。
入力内容をご確認ください。誤りのある欄の下に、入力できる範囲を表示しています。
元が取れるまでの期間(乗り換えた場合の残高が、そのままの場合を上回るまで)
1年あたりに浮く運営管理手数料
移すときの負担
1年目の信託報酬の差
年ごとの残高(そのままの場合と乗り換えた場合)
| 経過 | 年齢 | 差(乗り換え−そのまま) | そのままの場合 | 乗り換えた場合 |
|---|
色のついた行は、乗り換えた場合の残高がそのままの場合を上回る年です。金額は1円未満を四捨五入しています。
iDeCoの金融機関を変える手続きは、移す先の金融機関に申し込みますPR
手続きには書類の返送があり、いまの金融機関の出るときの手数料がかかることがあります。手続きの途中で資産はいったん現金になり、運用されない期間があります。
-
松井証券は「松井証券では、皆さまの運用を応援するため、運営管理手数料はどなたでも無料です。」と案内しています。他社から移す場合については「なお、他社から当社への資産の移動(移換)については、当社でiDeCoを申し込む際に併せて手続きを行うため現在加入している金融機関での手続きは不要です。」とあります。
-
マネックス証券は「誰でも、いつまでも運営管理手数料無料」と案内しています。iDeCo専用ダイヤルの受付時間は「【平日】 9:00~20:00」「【土曜】 9:00~17:00」「(祝日を除く)」です。
(2026年10月17日時点の各社の公式サイトの記載)
乗り換えで変わるお金と、変わらないお金
| 項目 | そのまま続ける場合 | 金融機関を変える場合 |
|---|---|---|
| 運営管理手数料(月額) | いまの金融機関の額 | 移す先の金融機関の額(松井証券・マネックス証券・SBI証券・楽天証券は0円) |
| いまの金融機関から出るときの手数料 | かからない | かかることがある(0円の金融機関もあれば、11,000円の金融機関もある) |
| 加入時の手数料(2,829円) | かからない | かからない |
| 国民年金基金連合会の手数料 | いま1回105円、2027年1月26日引落し分から月120円 | 同じ |
| 事務委託先金融機関(信託銀行)の手数料 | 多くの金融機関で月66円 | 多くの金融機関で月66円 |
| 手続きの間の運用 | 続く | いったん現金になり、移す先で買い直すまで運用されない |
| 毎月の掛金の引き落とし | 続く | 続く(移す先で運用が始まる月は、書類が届いた日で変わる) |
| 商品の信託報酬 | いまの商品の率 | 移す先で選ぶ商品の率 |
| 受け取るときの手数料 | 1回440円 | 1回440円 |
| 運用の成績(利回り)の表示 | 続く | 引き継がれないことがある |
乗り換えて元が取れるかは、毎月浮く運営管理手数料と、移すときの負担(出るときの手数料と、現金でいる間に増えなかった分)の差し引きで決まります。利回りがプラスなら、残高が大きいほど現金でいる間に増えなかった分が大きくなるため、運営管理手数料の差だけでは元を取るのに時間がかかります。商品の信託報酬に差があれば、その差は残高に比例して毎年効きます。
前提と免責
- 比べるのは、いまの金融機関のまま続ける場合(そのままの場合)と、金融機関を変える場合(乗り換えた場合)の2つです。国民年金基金連合会の手数料(2027年1月26日引落し分から月120円)、事務委託先金融機関(信託銀行)の手数料(多くの金融機関で月66円)、受け取るときの手数料(1回440円)は、どちらの場合も同じものとして計算に入れていません。信託銀行の手数料が金融機関で違う場合は、その額を運営管理手数料の欄に足して入力してください。
- 乗り換えでは、加入時の手数料(2,829円)はかからないものとしています。国民年金基金連合会の規約では、この手数料は新たに加入者などの資格を取得したときのもので、三菱UFJ銀行の手数料のページにも「他の金融機関からの移換についてはかかりません」とあります。
- 乗り換えた場合は、いまの残高から出るときの手数料(残高より多いときは残高まで)を引いた額が、入力した月数のあいだ現金のまま運用されず、その次の月のはじめに移す先の商品で運用を始めるものとしています。その間の運営管理手数料を移す先の口座で払いきれないとき(掛金が無い場合など)は、この現金から引いています。手続き全体の期間は、国民年金基金連合会の案内では書類提出後2〜3か月程度、各社の案内では1〜3か月ほどと書き方がそろっていないため、現金でいる期間ははじめ2か月にしています。
- 現金でいる期間も、毎月の掛金は引き落とされて移す先で運用されるものとし、その期間の運営管理手数料は、いまの金融機関の額のままにしています(乗り換えた場合を少なめに見る扱いです)。
- 掛金は65歳になる月の前月まで出し、そのあとは受け取りを始める年齢になる月まで、運用だけを続けるものとしています。いまの年齢は、その年齢になった月とみなしています。
- 運用は、毎月、前月の残高に月利(想定利回りから信託報酬を引いた年率を月に直したもの)を掛け、掛金を足して運営管理手数料を引く計算です。そのままの場合も乗り換えた場合も、同じ利回りで計算しています。残高が0円まで減る月は、0円で止めています。金額は、計算の途中では丸めず、表示のときに1円未満を四捨五入しています。
- 元が取れるまでの期間は、乗り換えた場合の残高がそのままの場合と同じか上回り、そのあと受け取りを始めるまで下回らなくなる最初の月までの月数です。一度上回ってもまた下回る場合は、最後に追いつく月で数えます。受け取りを始める月に下回っている場合は、元が取れない計算と表示します。
- 移すときの負担は、出るときの手数料と、現金でいる間に増えなかった分(移す額を、そのままの場合と同じ率で運用していれば増えた額)の合計で、移した月の時点の額です。
- 税金は計算に入れていません。掛金の額が同じなら、掛金の所得控除による節税額は、そのままの場合も乗り換えた場合も同じです。
- 各社の手数料と手続きは、2026年10月17日時点の公式サイトの記載です。変わることがあるため、いまの金融機関と移す先の金融機関でご確認ください。
- 本ツールは特定の金融機関や金融商品を推奨したり、乗り換えを勧めたりするものではありません。実際の判断はご自身でお願いします。
- 入力内容はブラウザ内でのみ計算され、サーバーへ送信されません。
- 出典(確認日 2026年10月17日): 国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト よくあるご質問、国民年金基金連合会 届出書の記入見本(様式 K-004)、国民年金基金連合会 手数料の見直しのお知らせ、国民年金基金連合会 拠出限度額の引き上げにあわせた掛金額変更のお手続きのご案内、国民年金基金連合会 加入者掛金額変更(増額)の特例のご案内、国民年金基金連合会 個人型年金規約、国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト 給付、三菱UFJ銀行 iDeCoの手数料、松井証券 iDeCoの手数料、松井証券 iDeCoの金融機関の変更の流れ、松井証券 よくある質問(他社から移す場合の手続き)、松井証券 よくある質問(拠出限度額の引き上げの手続き)、マネックス証券 iDeCoの手数料、マネックス証券 iDeCoのメリット、マネックス証券 iDeCoの金融機関(運営管理機関)の変更のガイド、マネックス証券 よくある質問(金融機関の変更)、マネックス証券 拠出限度額の引き上げの事前申込みのお知らせ、SBI証券 iDeCoが選ばれる理由、SBI証券 よくある質問(他の金融機関から移したときの掛金と資産)、楽天証券 iDeCoの手数料、楽天証券 iDeCoの運営管理機関の変更、楽天証券 iDeCoの制度改正のご案内
早見表:残高といまの運営管理手数料ごとの、元が取れるまでの期間
いまの金融機関の運営管理手数料が月200円・300円・400円の方が、運営管理手数料0円の金融機関へ移した場合に、元が取れるまでの期間を、いまの残高ごとに計算した表です。たとえば残高300万円で、いまの運営管理手数料が月300円の方は、約5年10か月で元が取れる計算です。値は本ツールと同じ計算で求めています(2026年10月17日時点の手数料にもとづく計算)。
| 残高 \ いまの手数料 | 月200円 | 月300円 | 月400円 |
|---|---|---|---|
| 100万円 | 約4年3か月 | 約2年10か月 | 約2年2か月 |
| 300万円 | 約9年1か月 | 約5年10か月 | 約4年4か月 |
| 500万円 | 約14年7か月 | 約9年1か月 | 約6年8か月 |
| 1,000万円 | 65歳までに取れない | 約18年11か月 | 約13年3か月 |
| 2,000万円 | 65歳までに取れない | 65歳までに取れない | 65歳までに取れない |
残高が大きいほど、現金でいる間に増えなかった分が大きくなるため、元が取れるまでの期間が長くなります。いまの運営管理手数料が低く、残高が大きい場合は、運営管理手数料の差だけでは受け取りを始めるまでに元が取れないことがあります。
信託報酬に差がある場合や、出るときの手数料が0円の場合などは、結果が大きく変わります。表にない条件は、上のツールで計算できます。
よくある質問
Q1乗り換えにかかる手数料はいくらですか。
いまの金融機関から出るときの手数料がかかることがあります。額は金融機関によって違い、0円の金融機関もあれば、11,000円の金融機関もあります。松井証券・マネックス証券・楽天証券から他の金融機関へ移す場合は4,400円です。運営管理手数料が月数百円かかる銀行・信用金庫などのプランには、出るときの手数料が0円のものもあります。乗り換えでは、加入時の手数料2,829円はかかりません。三菱UFJ銀行の手数料のページにも「他の金融機関からの移換についてはかかりません」とあります。国民年金基金連合会のよくある質問には「なお、運営管理機関により、手数料をご負担いただく場合があります。」とあるため、いまの金融機関の手数料表で額を確かめてください(2026年10月17日時点)。
Q2乗り換えの手続きには、どれくらいかかりますか。
国民年金基金連合会の案内では、資産と記録を移す処理が終わるまでに「書類提出後2~3ヵ月程度」かかります。各社の案内では、松井証券が「1~2か月程度」、マネックス証券が「2ヶ月程度」、SBI証券が「1ヵ月半~3ヵ月程度」、楽天証券が「2ヵ月~3ヵ月程度」です。4社とも、手続きには書類の返送があります。このツールの、手続きの間に資産が現金になる期間は、このうち資産が運用されない期間で、はじめは2か月にしてあります。
Q3手続きの間も、掛金は引き落とされますか。
引き落とされます。移す先の例として、SBI証券のよくある質問には「掛金の拠出を行う場合、翌月26日にご指定の口座から引き落としされる掛金より当社のiDeCoで運用されます。」とあります(変更の書類が毎月1日から5日までに届いた場合。6日以降に届いた場合は、翌々月26日の引き落とし分から)。移す先で運用が始まる月は、書類が届いた日で変わります。このツールでは、現金でいる期間の掛金も移す先で運用されるものとし、その期間の運営管理手数料はいまの金融機関の額のままにしています。
Q4手続きの間、資産はどうなりますか。
いったん現金になり、移す先で商品を買い直すまで運用されません。国民年金基金連合会の届出書の見本(様式 K-004)には「運営管理機関の変更は、年金資産を一度現金化する必要があるため、運用商品の現金化に伴うコスト等がかかり、商品によっては元本割れの可能性もあります。」とあります。マネックス証券のよくある質問にも「その間の運用はできません。」とあります。現金でいる間に相場が上がると、その分は増えません(下がった場合は、その分は減りません)。結果の内訳の、現金でいる間に増えなかった分は、そのままの場合と比べたこの差です。
Q52026年12月の掛金の上限の引き上げと重なったら、どうなりますか。
上限の引き上げ(2026年12月分=2027年1月引落し分から)に合わせて掛金を増やす手続きには、書面の事前受付と、e-iDeCoの手続きがあります。事前受付の締切は金融機関ごとに違い、松井証券・マネックス証券・楽天証券の書面は2026年10月30日必着です。e-iDeCoは、使える金融機関では2026年12月1日から12月24日までに手続きすると、12月分から反映される予定です。改正前の上限より多い額へ初めて増やす変更は、2026年12月1日から2027年11月30日までは、年1回の掛金の変更の回数に数えられません。国民年金基金連合会の案内には、ほかの手続きと重なると12月分に間に合わず、2027年1月分以降の反映になる場合があると書かれています。乗り換えと掛金を増やす手続きを同時に出したときの扱いの説明は、国民年金基金連合会と松井証券・マネックス証券・SBI証券・楽天証券の案内には見当たりませんでした(2026年10月17日時点)。いまの金融機関と移す先の金融機関の両方に確かめてください。
Q6運用の成績(利回り)の表示は、移す先に引き継がれますか。
引き継がれないことがあります。マネックス証券の金融機関の変更のガイドは、変更時の注意点の1つに「運用利回りの情報がリセットされる」を挙げています。いまの金融機関での運用の成績を残しておきたい方は、移す前に控えておくと見返せます。
Q7このシミュレーションの前提は何ですか。
いまの金融機関のまま続ける場合と、金融機関を変える場合の2つを比べます。どちらでも同じ手数料(国民年金基金連合会の手数料・信託銀行の手数料・受け取るときの手数料)は入れていません。乗り換えでは加入時の手数料2,829円はかからないものとしています。乗り換えた場合は、いまの残高から出るときの手数料を引いた額が、入力した月数のあいだ現金のまま運用されず、そのあと移す先の商品で運用されます。その間も掛金は引き落とされて移す先で運用され、運営管理手数料はいまの金融機関の額のままとしています(移す先の口座で払いきれない分は現金から引きます)。掛金は65歳になる月の前月まで出し、そのあとは運用だけです。利回りは仮に置いた値で、そのままの場合も乗り換えた場合も同じです。税金は入れていません。
Q8移す先の金融機関は、どう選べばよいですか。
金融機関ごとに、運営管理手数料、選べる商品とその信託報酬、問い合わせの電話の受付時間、手続きの進め方が違います。運営管理手数料は、松井証券・マネックス証券・SBI証券・楽天証券はいずれも0円です(2026年10月17日時点)。選べる商品の数や信託報酬、電話の受付時間は、各社の公式サイトで比べられます。このツールに移す先で選ぶ商品の信託報酬を入れると、信託報酬の差が受け取りを始めるまでにどれだけ効くかを確かめられます。