NISA・iDeCo 配分シミュレーター
毎月の積立額をNISAとiDeCoにどう分けるかを、金額で比べるための無料ツールです。iDeCoに回した分は、積み立てている間は所得税と住民税が少なくなり、受け取るときには退職所得として税がかかることがあります。このツールは、節税額・受取時の税・手数料をすべて入れて、iDeCoの月額を変えたときに「全額をNISAに入れた場合」とどれだけ差が出るかを計算します。iDeCoの受け取り方は、一時金と年金形式から選べます。2027年1月からのiDeCoの上限引き上げ(企業年金のない会社員は月23,000円から月62,000円へ)を反映しています。
iDeCoの拠出限度額と手数料は2027年1月引落分からの額(2025年12月公布の政令)、税額は令和8年分の所得税・住民税の計算にもとづく試算です。2027年1月から積み立てを始める前提で計算しています。
このツールが役に立つ人
- 毎月の積立を、NISAとiDeCoにいくらずつ入れるか決めたい方
- 2027年1月からiDeCoの上限が上がるので、掛金を増やすかNISAを続けるか考えている方
- 退職金があり、iDeCoを増やすと受け取るときの税金がどうなるか気になる方
- iDeCoの節税額だけでなく、手数料と受取時の税まで引いた差を知りたい方
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カードを選ぶと、その条件が下の入力欄に入り、結果が計算されます。掲載している金額は本ツールで計算した結果で、利回りはいずれも年3%を前提に置いています。利回りは予測ではないので、ご自身の前提に置き換えて入力し直してください。
働き方と収入
働き方によって、iDeCoに入れられる上限額が変わります。勤務先に企業年金があるかどうかは、勤務先の担当部署で確認できます。
税金と社会保険料を引く前の金額です。iDeCoの掛金でいくら税金が少なくなるかの計算に使います。積立期間を通じて変わらない前提です。
給与明細や企業型DCの残高通知で確認できます。iDeCoの掛金上限はこの金額との合算で決まります(2027年1月からは合算で月6.2万円)。
勤務先から通知される「他制度掛金相当額」です。不明な場合は勤務先の担当部署にご確認ください。
積立の条件
20〜59歳。2027年1月から積み立てを始める前提です。
老後に向けて毎月積み立てられる合計額です。このうちiDeCoに回す額を、結果の画面で動かせます。
NISAとiDeCoで同じ商品を同じ利回りで運用する前提です。前提として置く値で、将来を予測するものではありません。
この年齢になる年の前年まで積み立てます。60歳以降もiDeCoに積み立てるには、国民年金の被保険者であることなどの条件があります(2026年12月から、70歳未満まで加入できるようになります)。積立期間が6年以上になる年齢だけを選べます。
iDeCoを受け取り始め、NISAの評価額と比べる年齢です。75歳まで選べます。60歳時点の加入期間が10年に満たない場合は、受け取りを始められる年齢が61〜65歳に遅れます。
一時金は退職所得として、年金は公的年金と合わせた雑所得として税が計算されます。一時金と年金を組み合わせる受け取り方は、本ツールでは扱っていません。
iDeCoの年金は5年以上20年以下の有期年金です。受取前の残高を年数で割った額を、毎年1回受け取る前提で計算します。受け取っている間の運用益は、NISAにもiDeCoにも入れていません。
老齢基礎年金と老齢厚生年金の合計です。ねんきん定期便の見込額を入れてください。iDeCoの年金は公的年金と合算して公的年金等控除を使うため、公的年金が多いほど、iDeCoの年金にかかる税と社会保険料が増えます。65歳になるまでの年は、公的年金が無いものとして計算します。
退職金など(任意)
退職金・NISAの使用済みの枠・手数料を入力する
会社から一時金で受け取る退職金の見込み額です(なければ空欄のまま)。iDeCoの一時金と退職金は、受け取る年の間隔によって退職所得控除を分け合うため、受取時の税が変わります。企業型DCの一時金がある場合は合算して入力してください。
6〜50年。退職金の退職所得控除の計算に使います。
現在の年齢より後の年齢を入力してください。
これまでにNISAで買った額(売却済みの分を除く)です。生涯の枠1,800万円から差し引きます。
金融機関(運営管理機関)に払う手数料です。0円の金融機関もあります。国民年金基金連合会などに払う手数料(月186円)は、別に自動で計算に入れています。
入力内容をご確認ください。現在の年齢は20〜59歳、積立をやめる年齢までが6年以上の条件で計算できます。
内訳(受け取る年齢の時点)
| 項目 | この配分 | 全額NISA |
|---|---|---|
| NISAの評価額 | ||
| 課税口座の評価額(税引後) | ||
| iDeCoの受取額(手数料と税を引いた後) | ||
| 積立期間中の節税額の累計 | ||
| 合計 |
合計は、受け取る年齢の時点の手取りの資産と、積立期間中に少なくなった税金の累計を足したものです。節税で手元に残ったお金を運用に回した場合の増加は入れていません。
iDeCoに回した分の税金と手数料
毎月の積立可能額が5,000円に満たないため、iDeCoには回せません(iDeCoの掛金は月5,000円以上です)。
NISAの枠(月30万円・生涯1,800万円)を超える分は、課税口座で運用し、運用益に20.315%の税がかかる前提で計算しています。
iDeCoの受取前の残高が退職所得控除を上回るため、受取時に税がかかる計算です。iDeCoの月額を増やすほど、この税も増えます。
年金形式では、iDeCoの年金が公的年金と合算されて雑所得になり、所得税と住民税に加えて、退職後の国民健康保険料や65歳以上の介護保険料も増えます。退職所得控除は使いません。
専業主婦(夫)など、所得税・住民税がかかっていない場合は、iDeCoの掛金で少なくなる税金がありません。
iDeCoの月額ごとの、全額NISAとの差
全額NISAとの差 差が最も大きい配分 いま選んでいる配分
横軸はiDeCoに回す月額(万円)、縦軸は全額NISAの場合との差(万円)です。
配分ごとの一覧
| iDeCoの月額 | NISAの月額 | 節税の累計 | 受取時の税 | 合計 | 全額NISAとの差 |
|---|
5,000円刻みの配分と、差が最も大きい配分・いま選んでいる配分を表示しています。
引き出せる時期の違い
NISAはいつでも売却して引き出せます。iDeCoは原則として60歳になるまで引き出せず、60歳時点の加入期間が10年に満たない場合は、受け取りを始められる年齢が61〜65歳に遅れます。受け取りは75歳になるまでに始めます。
iDeCoで税金が少なくなる仕組み
iDeCoの掛金は全額が所得控除(小規模企業共済等掛金控除)になり、その年の所得税と翌年の住民税が少なくなります。少なくなる額は年収と掛金で決まり、所得税・住民税がかかっていない場合は少なくなりません。
受け取るときの税
iDeCoを一時金で受け取ると退職所得になり、受取額から退職所得控除を引いた残りの2分の1に税がかかります。退職所得控除は加入年数で決まり、20年までは1年あたり40万円、20年を超える部分は1年あたり70万円です。会社の退職金がある場合は、受け取る年の間隔によって控除を分け合います。年金として受け取ると、公的年金と合算した雑所得になり、公的年金等控除を引いた残りに所得税と住民税がかかります。雑所得が増えるため、退職後に国民健康保険に入っている場合は保険料も増えます。
2027年1月からの上限引き上げ
iDeCoの掛金の上限は、2027年1月引落分から引き上げられます。企業年金のない会社員は月23,000円から月62,000円へ、自営業などの第1号被保険者は月68,000円から月75,000円(国民年金基金などとの合計)になります。専業主婦(夫)などの第3号被保険者は月23,000円のままです。
表示している金額は、すべて入力された前提にもとづく概算です。利回りは前提であり、将来の運用成果を保証するものではありません。
このツールは、NISAとiDeCoのどちらかを推奨するものではありません。金額の差と、金額に表れない違い(引き出せる時期)の両方を見て、ご自身で判断するための材料です。
この計算機は、特定の投資信託や金融機関の利用を推奨したり勧誘したりするものではありません。税務の判断は税務署または税理士にご確認ください。
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前提と免責
- 2027年1月から、毎月同じ額を積み立てる前提です。iDeCoの拠出限度額と手数料は、2027年1月引落分からの額(2025年12月24日公布の政令)を使っています。
- 月次複利(月利は「(1+年利)の12乗根−1」)で、毎月末に積み立て、各月の評価額は円未満を切り捨てています。NISA・iDeCo・課税口座とも同じ利回りです。信託報酬・為替・物価上昇は入れていません。
- 節税額は、iDeCoの掛金を所得控除(小規模企業共済等掛金控除)に入れた場合と入れない場合の、所得税(復興特別所得税を含む)と住民税の差です。令和8年分の税制・単身・給与のみ(自営業は事業所得のみ)の前提で、年収は積立期間を通じて変わらないものとしています。40〜64歳の期間は介護保険料を含めて計算しています。
- iDeCoの受け取り方は、一時金か年金形式(5・10・15・20年)のどちらかです(一時金と年金の併用は対象外)。一時金の受取時の税は、退職所得として所得税・復興特別所得税・住民税を計算しています。退職金がある場合は、同じ年の受け取りは合算し、退職金が先なら19年以内、iDeCoが先なら9年以内の受け取りで退職所得控除を調整します。受け取りの時期は年単位で扱っています。
- 年金形式は、受取前の残高を年数で割った額を毎年1回受け取り、受け取っている間の運用益は入れない前提です。受け取る期間の各年について、公的年金とiDeCoの年金を合わせた場合と公的年金だけの場合の、所得税・住民税(令和8年分の税制・単身・ほかに所得なし)、国民健康保険料の概算(所得割10%・40〜64歳は11.5%、均等割等7万円、上限110万円)、65歳以上の介護保険料の目安(全国平均の基準額と国の標準段階)を比べ、その差の合計を受取時の負担としています。公的年金は65歳から受け取る前提で、75歳以降の後期高齢者医療制度の保険料も同じ概算で代用しています。退職後も会社の健康保険に入って働く場合は、保険料の増え方が異なります。
- iDeCoの手数料は、加入時2,829円、積立期間中は月186円(国民年金基金連合会120円と事務委託先金融機関66円)、積立をやめてから受け取るまでは月66円、受取時440円です(年金形式は給付のたびに440円。年1回の受け取りとして、受け取る年数分を数えています)。運営管理機関の手数料は、入力された額(入力がなければ0円)を加えています。
- NISAは月30万円(年間投資枠360万円)・生涯1,800万円(簿価)までとし、超える分は課税口座で運用して、受け取る年齢の時点で運用益に20.315%の税がかかる前提です。売却による枠の復活は計算していません。
- これまでのiDeCoの加入期間と残高、働き方や年収の変化、iDeCoの掛金によるふるさと納税の上限額などへの影響は入れていません。すでにiDeCoに加入している場合は、退職所得控除が計算より大きくなることがあります。
- 確定拠出年金の積立金にかかる特別法人税は、課税が停止されているため(令和10年度末まで延長)、計算に入れていません。
- 本ツールは特定の金融商品や金融機関の利用を推奨するものではありません。実際の判断はご自身でお願いします。
- 出典: 厚生労働省「iDeCo拠出限度額の引き上げ」、厚生労働省「iDeCoの加入可能年齢の引き上げ」、iDeCo公式サイト「iDeCoの加入資格・掛金・受取方法等」、iDeCo公式サイト「iDeCoの特徴」、国税庁タックスアンサー No.1600「公的年金等の課税関係」、国税庁タックスアンサー No.1420「退職金を受け取ったとき(退職所得)」、国税庁タックスアンサー No.2732「退職手当等に対する源泉徴収」、金融庁「NISA特設ウェブサイト」、厚生労働省「令和8年度税制改正の概要(厚生労働省関係)」
よくある質問
Q1NISAとiDeCoは、どちらを優先すればよいですか。
本ツールは優先順位を決めません。iDeCoに回した場合の金額の差(積立期間中の節税、受取時の税、手数料)と、金額に表れない違い(iDeCoは原則60歳まで引き出せない)を並べて表示します。使う時期が決まっているお金があるか、退職金がどのくらいあるかによって、配分ごとの差は変わります。
Q2iDeCoの節税額はどう計算していますか。
iDeCoの掛金は全額が所得控除になります。本ツールは、掛金を控除に入れた場合と入れない場合の所得税・住民税をそれぞれ計算し、その差を節税額としています。年収が積立期間を通じて変わらない前提で、1年あたりの額に積立年数を掛けて累計しています。節税額だけを詳しく見たい場合はiDeCo節税シミュレーターをご利用ください。
Q3受け取るときの税金はどう計算していますか。
一時金の場合は、受取額から退職所得控除を引いた残りの2分の1に、所得税・復興特別所得税・住民税がかかるものとして計算しています。会社の退職金がある場合は、同じ年に受け取ると合算、退職金が先で19年以内、またはiDeCoが先で9年以内に受け取ると、重なっている期間の分だけ退職所得控除が小さくなります。年金形式の場合は、iDeCoの年金を公的年金と合算した雑所得として、受け取る期間の各年の所得税・住民税・国民健康保険料(概算)・介護保険料(目安)が、公的年金だけの場合よりいくら増えるかを合計しています。年金形式は退職所得控除を使わないので退職金の影響を受けませんが、公的年金が多い方ほど負担が大きくなります。受け取る順番と時期を詳しく比べたい場合は退職金・iDeCo受け取り方シミュレーターをご利用ください。
Q42027年1月から何が変わりますか。
iDeCoの掛金の上限が引き上げられます。企業年金のない会社員は月23,000円から月62,000円へ、企業年金のある会社員と公務員は、月62,000円から事業主掛金などを引いた額へ、自営業などの第1号被保険者は月68,000円から月75,000円へ変わります。国民年金基金連合会の手数料も、1回105円から月120円に変わります。加入できる年齢は、2026年12月から70歳未満までに引き上げられます(条件があります)。
Q5iDeCoの手数料はいくらで計算していますか。
加入時に2,829円、積立期間中は毎月186円(国民年金基金連合会120円と事務委託先金融機関66円。2027年1月からの額)、積立をやめてから受け取るまでは毎月66円、受け取るときに440円です。このほかに金融機関(運営管理機関)の手数料がかかる場合は、任意の入力欄に月額を入れると計算に加わります。NISAには口座の手数料がないものとしています。
Q6NISAの枠を超える分はどう扱っていますか。
NISAは月30万円(年間投資枠360万円)・生涯1,800万円(簿価)までとし、それを超える分は課税口座で同じ利回りで運用して、受け取る年齢の時点で運用益に20.315%の税がかかる前提です。積立額が大きい場合や積立期間が長い場合は、iDeCoに回した分だけ課税口座に回る額が減ります。
Q7節税で戻ったお金は、計算に入っていますか。
積立期間中に少なくなった税金の累計を、運用せずにそのまま合計に足しています。戻ったお金を運用に回した場合の増加は入れていません。
Q8利回りは何%にすればよいですか。
本ツールは利回りを予測しません。入力した値を前提として計算するだけです。プリセットの0%・3%・5%は比較のための区切りで、どれが正しいという意味はありません。NISAとiDeCoで同じ利回りを使うため、利回りは両方の資産を同じように増やします。ただし、利回りが高いほどiDeCoの受取額が大きくなり、受取時の税も増えます。過去の実績を見たい場合は円建てリターン計算機をご利用ください。