マネックス証券のiDeCoへ乗り換える手順
2026年10月18日公開・公式サイトと資料の記載は2026年10月17日に確認
すでにiDeCoに加入している人が、いまの金融機関(運営管理機関)からマネックス証券のiDeCoへ乗り換える(運営管理機関を変更する。移管とも呼ばれます)ときは、移す先のマネックス証券に申し込みます。マネックス証券の案内では、マネックス証券から申込書類を取り寄せ、記入して返送する手続きです。
手続きにかかる期間は、マネックス証券の案内に「変更届を提出してから2ヶ月程度時間を要します。」とあり、国民年金基金連合会の案内では書類提出後2~3ヵ月程度です。マネックス証券の案内には「その間の資産の運用はできません。」ともあります。掛金の引き落としは、手続きの間も止まりません。
手数料は、いまの金融機関から出るときの手数料がかかることがあり、額はいまの金融機関で決まります(0円の金融機関もあれば、11,000円の金融機関もあります)。国民年金基金連合会の加入時の手数料2,829円はかかりません。マネックス証券の運営管理手数料は0円です。
乗り換えの手順
マネックス証券の案内「iDeCo(イデコ)の金融機関(運営管理機関)変更の簡単3STEP|変更時の2つの注意点」では、手順は次の3つです。
- 「変更先の金融機関から申込書類を取り寄せる」:マネックス証券に口座がある人はログインしてからiDeCoを申し込み、口座がない人は申込み書類を請求します。
- 「書類に記入して返送する」:審査などが終わるまで「1~2ヶ月ほどかかります。」
- 「手続き完了・変更先の金融機関で積立スタート」
国民年金基金連合会のよくある質問も、運営管理機関の変更は、変更先となる新しい運営管理機関から加入者等運営管理機関変更届(K-004)を取り寄せ、必要事項を記入して返送するよう案内しています。
運営管理機関の変更は、e-iDeCo(国民年金基金連合会のオンライン手続き)でできる手続き(掛金額の変更、住所・氏名の変更、被保険者種別の変更、引落口座の変更、資格喪失届)には入っていません(国民年金基金連合会「e-iDeCoサービス サービス利用の手引き」)。
必要な書類
手続きの中心になる書類は、国民年金基金連合会の様式の加入者等運営管理機関変更届(様式K-004号)で、変更前と変更後の運営管理機関を書く欄があります(国民年金基金連合会の見本)。
国民年金基金連合会のよくある質問は、この変更届を、変更先となる新しい運営管理機関から取り寄せて返送するよう案内しています。マネックス証券の案内のSTEP1・STEP2も、マネックス証券から申込書類を取り寄せ、記入して返送する手順です。届く書類の種類と書き方は、届いた案内で確かめてください。
かかる期間と、その間の資産・掛金
| 案内 | 書き方 |
|---|---|
| マネックス証券の金融機関の変更の案内 | 「変更届を提出してから2ヶ月程度時間を要します。」 |
| 同じ案内のSTEP2 | 審査などの完了まで「1~2ヶ月ほどかかります。」 |
| 国民年金基金連合会のよくある質問 | 書類提出後2~3ヵ月程度(全文は下の段落) |
期間の書き方は、案内によって違います。
マネックス証券の案内には「変更届を提出してから2ヶ月程度時間を要します。」「その間の資産の運用はできません。」とあります。国民年金基金連合会のよくある質問の、運営管理機関の変更についての回答には「ただし、運営管理機関の変更に伴い、運用している商品を現金化するなど、資産・記録の移換処理の完了までに、書類提出後2~3ヵ月程度の期間を要しますので、ご留意ください。」とあり、加入者等運営管理機関変更届(様式K-004号)には「運営管理機関の変更は、年金資産を一度現金化する必要があるため、運用商品の現金化に伴うコスト等がかかり、商品によっては元本割れの可能性もあります。」と書かれています。現金になっている間は、相場が上がってもその分は増えず、下がってもその分は減りません。
マネックス証券の案内は、金融機関を変えるときの注意点として「手数料がかかる」「運用利回りの情報がリセットされる」の2つを挙げています。
掛金を払っている人は、マネックス証券にも加入者(掛金を払う人)として申し込みます。掛金の引き落としは手続きの間も止まらず、何月に引き落とされる掛金から移す先で運用されるかは、移す先が書類を受け付けた時期で変わります。たとえばSBI証券のよくある質問は、同社が毎月1~5日に書類を受け付けたときは翌月26日、6日~月末のときは翌々月26日に引き落とされる掛金から、同社で運用すると説明しています。マネックス証券で何月の分からになるかは、申し込むときにマネックス証券に確かめてください。
手数料
| 手数料 | 額 |
|---|---|
| いまの金融機関から出るとき | いまの金融機関の手数料表で決まります(例: 大垣共立銀行は0円、西日本シティ銀行は11,000円) |
| マネックス証券で受け入れるとき | 国民年金基金連合会の加入時の手数料2,829円はかかりません |
| 移したあとの毎月の手数料:国民年金基金連合会 | 掛金を払うとき1回105円。2026年12月分(2027年1月26日引落し分)の掛金からは月120円 |
| 移したあとの毎月の手数料:信託銀行 | 月66円 |
| 移したあとの毎月の手数料:マネックス証券 | 0円 |
| 毎月の合計(掛金を払う人) | 171円。国民年金基金連合会の分が月120円になると186円 |
| 掛金を払わず運用だけの人(運用指図者) | 月66円(信託銀行の分だけ) |
| マネックス証券から、また別の金融機関などへ移すとき | 4,400円 |
いまの金融機関から出るときの手数料について、国民年金基金連合会のよくある質問の、運営管理機関の変更についての回答には「なお、運営管理機関により、手数料をご負担いただく場合があります。」とあります。例に挙げた2つの金融機関の額は、各金融機関が国民年金基金連合会に出している資料(iDeCo公式サイト「運営管理機関一覧」)の額です。
マネックス証券の手数料のページにある加入・移換時の2,829円は、国民年金基金連合会の「個人型年金規約」で、新たに加入者等の資格を取得したときにかかる手数料と定められていて(第142条第1号)、すでにiDeCoに加入している人が金融機関を変えるときはかかりません。
毎月の手数料と4,400円は、マネックス証券の手数料のページの額です(すべて税込)。4,400円は「マネックス証券から他の金融機関、もしくは企業型確定拠出年金に移換する際に発生する費用です。」と説明されています。マネックス証券の手数料のページは、国民年金基金連合会の手数料が令和9(2027)年1月の口座引落し分から変わることも書いています。120円は国民年金基金連合会の案内「iDeCo加入者に係る手数料を見直します」の額で、186円は120円と信託銀行の66円を足した額です。
2026年12月の掛金の上限の引き上げとの順番
2026年12月分(2027年1月引き落とし分)から、iDeCoの掛金の上限が上がります。上限に合わせて掛金を上げるには、そのとき加入している金融機関(運営管理機関)に、掛金額を変える手続きを出します。2026年12月分の掛金から上げる方法は、事前受付(運営管理機関から専用の届出書を取り寄せて出す)か、e-iDeCo(オンラインの手続き)で2026年12月1日から12月24日までに手続きするかです(国民年金基金連合会「iDeCoの拠出限度額の引き上げにあわせてiDeCo掛金額変更をご希望の方へ、お手続きのご案内」)。上限の額は働き方などで違い、iDeCo節税シミュレーターで確かめられます。
マネックス証券は、引き上げの事前申込みについて「事前申込みは、書面(専用帳票)のみでの受付となります。e-iDeCoでの事前申込みはできません。」「当社必着期限: 2026年10月30日(金)」と案内しています(マネックス証券のお知らせ・2026年9月1日配信)。また「第3号被保険者については拠出限度額の変更がないため、事前受付の対象としません。」としています。事前受付の締切は金融機関ごとに違うため、乗り換える前のいまの金融機関の締切は、いまの金融機関の案内で確かめてください。
e-iDeCoを使えるかどうかは、金融機関によって違います。国民年金基金連合会は同じ手続きのご案内で、ほかの手続きとの兼ね合いなどで12月分の掛金額の変更に間に合わない場合は、2027年1月分以降の反映になると案内しています。
掛金額の変更は、ふつうは1年に1回までです。ただし、2026年12月1日から2027年11月30日まで(運営管理機関での受付日が基準)に、施行前の上限より多い額へ初めて増やす変更は、この回数に数えません(国民年金基金連合会「iDeCoの拠出限度額の引き上げ(2026年12月施行)による加入者掛金額変更(増額)の特例のご案内」)。この特例の対象になる届出は、事前受付専用の加入者掛金額変更届、加入者掛金額変更届(K-009A号・K-009D号)、加入者登録情報変更届(K-032A号)、e-iDeCoでの掛金額の変更で、手続きのしかたは加入している運営管理機関に相談するよう案内されています(同)。
乗り換えの手続き中に掛金を上げる手続きを出したときの扱いや、乗り換えと掛金の引き上げのどちらを先にすればよいかは、マネックス証券の金融機関の変更の案内・お知らせと、国民年金基金連合会のよくある質問・上の2つの案内には書かれていません。いまの金融機関とマネックス証券の両方に確かめてから手続きしてください。
マネックス証券の公式サイトにある記載
移す先を決めるときに見る、マネックス証券の公式サイトの記載です(2026年10月17日時点)。
- 運営管理手数料:「誰でも、いつまでも運営管理手数料無料」(メリットのページ)。手数料のページでも、マネックス証券に払う毎月の手数料は0円です。
- 商品:「充実の取扱い銘柄数 29本(2026年2月現在)」(メリットのページ)。商品一覧のページには、商品番号001〜029の29本と、それぞれの信託報酬率が載っています。
- 運用の診断:iDeCo専用のロボアドバイザー「iDeCoポートフォリオ診断」があります(メリットのページ)。
- 問い合わせ:iDeCo専用ダイヤルは0120-034-401で、受付時間は平日9:00~20:00、土曜9:00~17:00(祝日を除く)です(手数料のページ)。
自分の数字で計算する
シミュレーターに入れる移す先の商品の信託報酬は、マネックス証券の商品一覧のページで確かめられます。
- iDeCo節税シミュレーター:2027年1月引落分からの上限で、1年の節税額を計算する
- 松井証券のiDeCoへ乗り換える手順:同じ形でまとめた、松井証券の場合
iDeCoの金融機関を変える手続きは、移す先の金融機関に申し込みますPR
国民年金基金連合会の加入者等運営管理機関変更届(様式K-004号)には「運営管理機関の変更は、年金資産を一度現金化する必要があるため、運用商品の現金化に伴うコスト等がかかり、商品によっては元本割れの可能性もあります。」と書かれています。
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マネックス証券の公式サイトには「誰でも、いつまでも運営管理手数料無料」とあり、金融機関の変更の案内には「変更届を提出してから2ヶ月程度時間を要します。」「その間の資産の運用はできません。」とあります(2026年10月17日時点のマネックス証券の公式サイトの記載)。
よくある質問
Q1マネックス証券のiDeCoに乗り換えるときは、どこに申し込みますか。
移す先のマネックス証券に申し込みます。マネックス証券の案内は、手順を「変更先の金融機関から申込書類を取り寄せる」「書類に記入して返送する」「手続き完了・変更先の金融機関で積立スタート」の3つのステップで示しています。国民年金基金連合会のよくある質問も、変更先となる新しい運営管理機関から加入者等運営管理機関変更届を取り寄せて返送するよう案内しています。
Q2乗り換えにかかる期間はどのくらいですか。
マネックス証券の案内には「変更届を提出してから2ヶ月程度時間を要します。」とあり、STEP2では審査などの完了まで「1~2ヶ月ほどかかります。」としています。国民年金基金連合会のよくある質問では、書類提出後2~3ヵ月程度です。
Q3手続きの間、いまの資産は運用されますか。
マネックス証券の案内には「その間の資産の運用はできません。」とあります。資産はいったん現金になり、国民年金基金連合会の加入者等運営管理機関変更届(様式K-004号)には「運営管理機関の変更は、年金資産を一度現金化する必要があるため、運用商品の現金化に伴うコスト等がかかり、商品によっては元本割れの可能性もあります。」と書かれています。
Q4手続きの間も、掛金は引き落とされますか。
掛金の引き落としは止まりません。何月に引き落とされる掛金からマネックス証券で運用されるかは、書類を受け付けた時期で変わることがあるため、申し込むときにマネックス証券に確かめてください。
Q5乗り換えると、いままでの運用の情報はどうなりますか。
マネックス証券の案内は、金融機関を変えるときの注意点の1つに「運用利回りの情報がリセットされる」を挙げています。
Q6乗り換え(移管)にかかる手数料はいくらですか。
いまの金融機関から出るときの手数料がかかることがあり、額はいまの金融機関の手数料表で決まります(0円の金融機関もあれば、11,000円の金融機関もあります)。国民年金基金連合会の加入時の手数料2,829円はかかりません。移したあとの毎月の手数料は、掛金を払う人で171円(国民年金基金連合会の分が2027年1月26日引落し分から月120円になると186円)で、マネックス証券に払う分は0円です。マネックス証券から、また別の金融機関などへ移すときは4,400円です。
Q72026年12月の掛金の上限の引き上げと、乗り換えは、どちらを先にすればよいですか。
マネックス証券と国民年金基金連合会の案内に、この順番の説明はありません。掛金を上げる手続きは、そのとき加入している金融機関に出します。マネックス証券は、事前申込みを書面(専用帳票)だけで受け付け、「当社必着期限: 2026年10月30日(金)」としています。e-iDeCoで2026年12月分から上げる手続きは2026年12月1日から12月24日までです。2026年12月1日から2027年11月30日までに施行前の上限より多い額へ初めて増やす変更は、年1回の回数に数えません。いまの金融機関とマネックス証券の両方に確かめてから手続きしてください。
前提と免責
- この記事は、2026年10月17日時点のマネックス証券・国民年金基金連合会などの公式サイトと資料の記載をまとめたものです。手続き・手数料・締切は変わることがあるため、申し込む前にマネックス証券といまの金融機関の案内で確かめてください。
- 手数料は税込の額です。
- いまの金融機関から出るときの手数料と、手続きの間の扱いは、いまの金融機関によって違います。例に挙げた金融機関の額は、各金融機関が国民年金基金連合会に出している資料の額です。
- 手続きの途中で資産が現金になっている間は運用されないため、その間の値動きの分は増えも減りもしません。乗り換えで元が取れるまでの年数は、iDeCo 乗り換えシミュレーターで計算できます。
- この記事は、特定の金融機関や商品を推奨するものではありません。
出典
いずれも2026年10月17日に確認しました。
- マネックス証券「iDeCo(イデコ)の金融機関(運営管理機関)変更の簡単3STEP|変更時の2つの注意点」
- マネックス証券 iDeCoの手数料のページ
- マネックス証券 iDeCoのメリットのページ
- マネックス証券 iDeCoの商品一覧のページ
- マネックス証券のお知らせ(2026年9月1日配信)
- iDeCo公式サイト「よくあるご質問」(国民年金基金連合会)
- 国民年金基金連合会「加入者等運営管理機関変更届」の見本(様式第K-004号)
- 国民年金基金連合会「個人型年金規約」
- 国民年金基金連合会「iDeCo加入者に係る手数料を見直します」
- 国民年金基金連合会「e-iDeCoサービス サービス利用の手引き」(V3.2・2026年10月15日)
- 国民年金基金連合会「iDeCoの拠出限度額の引き上げにあわせてiDeCo掛金額変更をご希望の方へ、お手続きのご案内」(2026年8月)
- 国民年金基金連合会「iDeCoの拠出限度額の引き上げ(2026年12月施行)による加入者掛金額変更(増額)の特例のご案内」(2026年8月)
- iDeCo公式サイト「運営管理機関一覧」の大垣共立銀行の資料(最終更新日 令和8年8月26日)
- iDeCo公式サイト「運営管理機関一覧」の西日本シティ銀行の資料(最終更新日 令和7年10月1日)
- SBI証券 よくあるご質問「【iDeCo】他の金融機関からiDeCoの変更手続きを行いましたが、スケジュールを教えてください。」