教育費の実質負担シミュレーター
お子さんの年齢と進路(公立・私立)を選ぶと、これから大学卒業までにかかる学習費を年ごとに積み上げ、2026年度(令和8年度)の制度で差し引かれる額を引いた「実質負担」を計算する無料ツールです。反映するのは、所得制限がなくなった高校の授業料支援(公立 年118,800円・私立 年457,200円まで)、2026年4月に始まった公立小学校の給食費の負担軽減、子ども3人以上の世帯の大学授業料等の減免(私立大学で授業料 年70万円まで)、児童手当の4つです。お子さんが2人・3人いる場合に費用が重なる年と、その年の額も表示します。
学習費は文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」の全国平均(塾や習い事を含む)、大学は国立の標準額と私立の全平均です。支援の額は2026年度(令和8年度)の制度によるもので、これから先も同じ制度が続く前提で計算しています。お住まいの自治体による上乗せの支援は入れていません。
このツールが役に立つ人
- 子どもが大学を出るまでに、教育費が総額でいくらかかるかを知りたい方
- 高校の授業料支援や児童手当を引いた後に、自分で用意する額を年ごとに見たい方
- 子どもが2人・3人いて、費用が重なる年がいつで、いくらになるかを確かめたい方
- 子ども3人以上の世帯で、大学の授業料等の減免がどの年に効くかを確かめたい方
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カードを選ぶと、その条件が下の入力欄に入り、結果が計算されます。掲載している金額は本ツールで計算した結果で、学習費は全国平均、支援は2026年度の制度によります。進路や私立高校の授業料は、ご自身の条件に置き換えて入力し直してください。
お子さんの年齢と進路
1人目
2人目
3人目
4人目
年齢は学年に合わせて選んでください(小学1年生なら6歳、中学1年生なら12歳、高校1年生なら15歳、大学1年生なら18歳)。年上のお子さんから順に、最大4人まで入力できます。
3〜5歳は幼稚園の学習費を使います。保育所や認定こども園に通う場合も、目安として幼稚園の額で計算します。0〜2歳の保育料は含みません。
支援と手当の前提
私立高校に通う年の授業料です。はじめに入っている45.72万円(457,200円)は、就学支援金の支給上限額(私立・全日制)と同じ額です。通う学校の授業料がこれより高いときは、その額を入れると、上限を超える分を自己負担として計算します。
2026年4月に始まった国の支援(基準額は児童1人あたり月5,200円)です。調査の学習費に含まれる公立小学校の給食費(年35,774円)を差し引きます。お住まいの市町村の給食費が基準額を超える場合は、超える分の負担が残ることがあります。
お子さんを3人以上同時に扶養している年に、大学の授業料と入学金を上限額まで差し引きます(所得制限なし)。18歳以上で大学に進まないお子さんと、22歳以上のお子さんは、扶養から外れる前提で数えません。
0〜2歳は月15,000円、3歳から高校生年代までは月10,000円、第3子以降は月30,000円で計算します(所得制限なし)。第3子以降の数え方は、21歳までのきょうだいを年上から数えます(18歳以上で大学に進まないお子さんは数えません)。
お子さんの年齢を1人以上選ぶと、ここに結果が表示されます。
これからかかる教育費の実質負担
全国平均の学習費にもとづく概算です。実際の額は、学校・地域・習い事のかけ方で大きく変わります。
負担が最も大きい年の実質負担
支援と児童手当で差し引かれる額の合計
実質負担の内訳
お子さんを3人以上同時に扶養している年に大学に通うお子さんがいないため、多子世帯の大学授業料等の減免は0円です。
学習費より児童手当のほうが多い年は、その年の実質負担をマイナスで表示し、合計からも差し引いています。
年ごとの学習費と実質負担
実質負担 児童手当でまかなう分 支援で減る分
棒の高さが、その年の支援を引く前の学習費(万円)です。横軸は今年度から何年後かを示します。
色のついた行が、実質負担が最も大きい年です。「―」は、そのお子さんの教育期間が終わっていることを示します。
学校段階ごとの合計
| 学校段階 | 支援前の学習費 | 支援 | 支援後の学習費 |
|---|
お子さん全員の合計です。児童手当は学校段階に分けられないため、この表には入れていません。
お子さんごとの合計
| お子さん | 支援前の学習費 | 支援 | 支援後の学習費 |
|---|
児童手当はきょうだいの人数で額が変わるため、お子さんごとには分けず、世帯の合計で差し引いています。
高校の授業料支援(高等学校等就学支援金)
2026年度(令和8年度)から所得制限がなくなり、世帯の年収にかかわらず授業料が支援されます。支給上限額は年額で公立(全日制)118,800円、私立(全日制)457,200円です。学校が代わりに受け取って授業料に充てる仕組みで、申請の手続きは学校の案内に沿って行います。入学金・施設費・教材費・通学費など授業料以外の費用は対象になりません。
公立小学校の給食費の負担軽減
2026年4月に始まった国の取り組みで、正式には「学校給食費の抜本的な負担軽減」といいます(いわゆる給食無償化)。給食を実施する公立小学校の食材費について、国と都道府県が児童1人あたり月5,200円(年間11か月分)を基準に市町村を支援します。保護者の所得にかかわらず対象になり、保護者の手続きは要りません。食材費が基準額を超える市町村では、超える分の給食費を引き続き保護者が負担することがあります。中学校の給食は、国が課題を整理したうえで検討するとしている段階です。
多子世帯の大学授業料等の減免
2025年度(令和7年度)から、子どもを3人以上同時に扶養している間は、所得制限なく大学等の授業料と入学金が減免されます。上限は大学の場合、国公立で授業料535,800円・入学金282,000円、私立で授業料700,000円・入学金260,000円です。現金の支給ではなく、学校に納める額が減ります。いちばん上のお子さんが卒業して扶養から外れ、扶養する子が2人になると、下のお子さんは対象から外れます。
児童手当
0歳から高校生年代(18歳になった後の最初の3月31日)まで、所得制限なく支給されます。月額は3歳未満15,000円、3歳以上10,000円、第3子以降は30,000円です。第3子以降の数え方には、22歳になった後の最初の3月31日までのきょうだいを含めます。
幼児教育・保育の無償化
2019年(令和元年)10月から、幼稚園・保育所・認定こども園などを利用する3〜5歳の利用料は無料になっています。本ツールが使う令和5年度の学習費調査はこの制度が始まった後の支出を調べたものなので、幼稚園の額はすでに無償化を反映した後の負担です。
表示している金額は、全国平均の学習費と2026年度の制度にもとづく概算です。実際の教育費は学校・地域・習い事のかけ方で変わり、制度も今後の改正で変わることがあります。
支援を受けるための要件(在学する学校が対象校であること、国籍・在留資格、大学での学業成績、資産の基準など)は反映していません。要件は文部科学省と学校の案内でご確認ください。
この計算機は、特定の学校・進路・金融商品の利用を推奨したり勧誘したりするものではありません。
こどもNISAは、子ども本人の名義で金融機関に口座を開いて使いますPR
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老舗ネット証券・松井証券は、2027年1月に始まる予定のこどもNISAに向けて、子ども名義の未成年口座を先に開いておくことを案内しています(同社コラム・2026年8月4日更新)。制度開始後の口座の取り扱いは、同社の案内でご確認ください。
前提と免責
- 幼稚園から高校までの学習費は、文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」の学習費総額(学校教育費・学校給食費・塾や習い事などの学校外活動費の合計・年額)です。幼稚園は公立184,646円・私立347,338円、小学校は公立366,599円・私立1,741,516円、中学校は公立542,450円・私立1,560,359円、高校(全日制)は公立596,954円・私立1,179,261円です(令和8年1月16日に訂正された数値)。
- 年齢は学年の目安として扱い、3〜5歳を幼稚園、6〜11歳を小学校、12〜14歳を中学校、15〜17歳を高校、18〜21歳を大学(4年制)として、1年ごとに計算します。大学に進まない場合は17歳の年までを計算します。
- 高校の年は、調査の学習費総額から、調査に含まれる授業料(保護者が支出した額の平均。公立45,272円・私立279,170円)を除き、支援前の授業料(公立118,800円・私立は入力した額)を足した額を「支援を引く前の学習費」とし、そこから就学支援金(授業料の額まで・上限は公立118,800円、私立457,200円)を引いています。調査の授業料は旧制度の支援を受けた後の支出なので、この置き換えをしています。
- 公立小学校の年は、調査の学習費総額に含まれる学校給食費35,774円を、国の基準額(月5,200円×11か月=57,200円)の範囲で差し引いています。
- 大学は、国立が国立大学等の授業料その他の費用に関する省令の標準額(授業料535,800円・入学料282,000円)、私立が文部科学省「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査」の全平均(授業料959,205円・施設設備費165,271円・入学料240,806円)です。私立は学部で差があり、医歯系・理系は全平均より高く、文系は低い傾向があります。下宿の費用や生活費、受験費用は含みません。
- 多子世帯の減免は、その年に扶養するお子さんが3人以上いるかどうかを年単位で判定しています。17歳までのお子さんと、大学に通う18〜21歳のお子さんを数えます。実際の判定は前年12月31日時点の扶養の状況で行われるため、いちばん上のお子さんが卒業した後もしばらく対象になることがありますが、その分は入れていません。私立大学の施設設備費は減免の対象外として計算しています。
- 児童手当は、0〜2歳を月15,000円、3〜17歳を月10,000円、第3子以降を月30,000円として、年単位で計算しています。第3子以降は、21歳までのきょうだいを年上から数えて3人目以降のお子さんです。実際の制度では、18歳を過ぎたきょうだいは親などに経済的な負担がある場合に数えます。本ツールでは、大学に通う18〜21歳のお子さんを数え、大学に進まない18歳以上のお子さんは数えていません。
- 所得に応じた支援(高校生等奨学給付金、大学の給付型奨学金と授業料減免の第Ⅰ〜第Ⅳ区分)、自治体による上乗せの支援、奨学金、物価や授業料の将来の変動は入れていません。
- 本ツールは特定の学校・進路・金融商品を推奨するものではありません。実際の判断はご自身でお願いします。
- 出典: 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査 調査結果の概要」、文部科学省「高校生等への修学支援」、文部科学省「学校給食費の抜本的な負担軽減」、文部科学省「高等教育の修学支援新制度」、大学等における修学の支援に関する法律施行令、こども家庭庁「児童手当制度のご案内」、こども家庭庁「子育て世帯の家計を応援」、こども家庭庁「幼児教育・保育の無償化」、文部科学省「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査」、国立大学等の授業料その他の費用に関する省令
よくある質問
Q1子ども1人の教育費は、大学まででいくらかかりますか。
0歳のお子さんが、幼稚園は私立、小学校から高校まで公立、大学は私立に進む場合、支援を引く前の学習費は合計11,619,114円です。ここから高校の授業料支援356,400円、公立小学校の給食費の負担軽減214,644円、児童手当2,340,000円を引くと、実質負担は8,708,070円になります。負担が最も大きいのは大学に入る18歳の年で、1,365,282円です。いずれも全国平均の学習費と2026年度の制度による概算で、進路を変えると上の入力欄で計算し直せます。
Q22026年度の高校無償化で、私立高校の費用は0円になりますか。
0円にはなりません。2026年度から所得制限がなくなった就学支援金が支援するのは授業料で、私立(全日制)の上限は年457,200円です。入学金、施設費、教材費、修学旅行費、通学費、塾や習い事の費用は対象になりません。本ツールでは、私立高校の授業料が上限と同じ457,200円の場合でも、授業料以外の費用として1年あたり900,091円(調査の学習費総額1,179,261円から調査の授業料279,170円を除いた額)が残る計算です。授業料が上限を超える学校では、超える分も自己負担になります。
Q3子どもが3人いると、大学の授業料はどうなりますか。
お子さんを3人以上同時に扶養している間は、所得制限なく、大学の授業料と入学金が上限額まで減免されます(私立大学で授業料 年70万円・入学金26万円まで)。ただし、いちばん上のお子さんが卒業して扶養から外れ、扶養する子が2人になると、下のお子さんは対象から外れます。たとえば10歳・7歳・4歳の3人がそれぞれ私立大学に進む場合、本ツールの計算では減免が入るのは第1子の在学中の4年分(合計3,981,612円)で、第1子の卒業後にあたる第2子の大学2〜4年と第3子の4年間は減免なしで計算されます。きょうだいの年齢差で結果が大きく変わるので、年齢を入れて確かめてください。
Q4給食費の無償化はいつからですか。中学校も対象ですか。
公立小学校については2026年4月に始まりました。正式には「学校給食費の抜本的な負担軽減」という国の取り組みで、児童1人あたり月5,200円を基準に、給食の食材費を市町村に支援する仕組みです。保護者の所得にかかわらず対象になり、保護者の手続きは要りません。食材費が基準額を超える市町村では、超える分を保護者が負担することがあります。中学校の給食は、国が課題を整理したうえで検討するとしている段階で、2026年度の時点では対象になっていないため、本ツールでも中学校の給食費は差し引いていません。
Q5年収が高くても、これらの支援は受けられますか。
本ツールが反映している4つ(高校の授業料支援、公立小学校の給食費の負担軽減、多子世帯の大学授業料等の減免、児童手当)は、いずれも2026年度の時点で所得制限がありません。そのため本ツールには年収の入力欄を設けていません。一方で、所得に応じて受けられる支援(高校生等奨学給付金や、大学の給付型奨学金・授業料減免の第Ⅰ〜第Ⅳ区分)は反映していないので、該当する世帯の実際の負担は、ここで出る額より小さくなります。
Q6塾や習い事の費用は入っていますか。
幼稚園から高校までは入っています。文部科学省の学習費調査の「学習費総額」は、学校教育費・学校給食費に加えて、塾や習い事などの学校外活動費を含む全国平均です。たとえば公立中学校の542,450円のうち、学校外活動費は356,018円です。塾に通わないご家庭ではこれより少なく、受験の前後に塾の費用が増えるご家庭ではこれより多くなります。大学の額には、下宿の費用や生活費は入っていません。
Q7費用が重なる年は、どう見ればよいですか。
「年ごとの学習費と実質負担」のグラフと表で、実質負担が最も大きい年に色がついています。お子さんが2人以上いる場合は、上のお子さんの大学と下のお子さんの高校・大学が重なる年が山になりやすく、たとえば5歳と2歳のお子さんがどちらも幼稚園は私立、高校から私立、大学は私立に進む場合、16年後(21歳と18歳の年)の実質負担は2,489,758円です。合計額だけでなく、山の年にいくら要るかを先に知っておくと、準備の計画を立てやすくなります。
Q8この額を、どう準備すればよいですか。
本ツールは準備の方法を勧めるものではありませんが、積み立てで準備する場合の金額は別のツールで計算できます。2027年1月に始まる予定のこどもNISAで18歳までにいくらになるかはこどもNISAシミュレーター、毎月の積立額と利回りから将来の金額を出すには積立シミュレーターをご利用ください。万一のときに教育費を含めていくら保障が要るかは必要保障額シミュレーターで計算できます。