個人向け国債 3種比較シミュレーター
個人向け国債の変動10年・固定5年・固定3年を、同じ金額・同じ期間で並べて比べる無料ツールです。税引後の受取額、途中で使うことになった場合の中途換金の調整額、将来の金利の置き方(変動10年の基準金利が何年後に何%になるか)まで1画面で確かめられます。変動10年の受取額が固定5年を上回るには基準金利が何%以上なら、という逆算も出します。
入力欄の既定値は、2026年9月募集分(変動10年 第198回・固定5年 第186回・固定3年 第196回)の利率です(確認日 2026年9月19日)。次回の募集は2026年10月8日からで、利率は10月7日に財務省が発表する予定です。利率は毎月の募集ごとに変わるため、募集期間をまたぐ場合は財務省のサイトで確かめて入力し直してください。
このツールが役に立つ人
- 個人向け国債の変動10年・固定5年・固定3年のどれにするか迷っている方
- 今月の募集利率で、税引後にいくら受け取れるかを3種並べて見たい方
- 将来の金利が上がる・下がると置いた場合に、変動10年と固定5年の差がどう変わるか知りたい方
- 途中で使うことになった場合に、何年目に換金するといくら引かれるのか知りたい方
3人の例で見る
カードを選ぶと、その条件が下の入力欄に入り、結果が計算されます。掲載している金額は本ツールで計算した結果で、利率は2026年9月募集分の既定値のままの場合です。実際に検討するときは、募集月の利率と将来の金利の置き方をご自身で入力し直してください。
金額と期間
1万円単位で入力します。個人向け国債は1万円から1万円単位で購入でき、3種とも同じ金額を買った場合で比べます。
その年数がたったら換金する(満期の年は償還を受ける)ものとして計算します。換金は利払日の直後を想定した概算です。固定5年・固定3年は満期が先に来るため、その後は額面を買い直した前提で並べます。
利率(既定値は今月の募集分)
第198回(2026年9月募集分)の基準金利です。適用利率は基準金利×0.66(小数点以下第3位を四捨五入・0.01%刻み)で、下限は0.05%です。半年ごとに見直されます。
第186回(2026年9月募集分)の利率です。発行時の利率が満期までつづきます。
第196回(2026年9月募集分)の利率です。発行時の利率が満期までつづきます。
将来の金利の置き方(変動10年の基準金利)
発行時から置いた年までは半年ごとに同じ幅で変わり、その後は横ばいとして計算します。固定5年・固定3年を満期で買い直す利率も同じ幅で動きます。将来の金利を予測するものではなく、ご自身で置いた前提です。
入力内容をご確認ください。金額は1〜30,000万円、期間は1〜10年、基準金利と利率は0.05〜10.00%の範囲で入力してください。
変動10年の受取額は、固定5年より多くなります
変動10年の受取額は、固定5年より少なくなります
変動10年の受取額は、固定5年と同じになります
いずれも税引後。入力した金利の前提での概算です。
5年後の受取額(税引後)
| 商品 | 5年後の受取額 | 利子の累計(税引後) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 変動10年 | |||
| 固定5年 | |||
| 固定3年 |
受取額は、額面に税引後の利子の累計を足し、中途換金の年は調整額を引いた額です。
逆算
基準金利が下がる前提のため、変動10年の利率は下限の0.05%で止まっています。
固定5年は5年で満期になり、額面を買い直した前提です(利子は現金で持ちます)。
固定3年は3年ごとに満期になり、そのたびに額面を買い直した前提です(利子は現金で持ちます)。
年ごとの受取額(その年に換金・満期の場合)
| 年 | 変動10年の適用利率(前半・後半) | 変動10年 | 固定5年 | 固定3年 |
|---|
「換金」の印がある年は中途換金(調整額を差し引いた額)、印のない年は満期(買い直しの年はその時点)の受取額です。色のついた行は、入力した期間の年です。
受取額の推移(税引後)
変動10年 固定5年 固定3年 換金できない期間(災害・死亡の特例を除く)
折れ線は各年の利払日の直後に換金した場合(満期の年は償還を受けた場合)の受取額です。縦の点線は入力した期間です。
前提と免責
- 本ツールは概算です。利子は半期ごとに円未満を切り捨て、税は所得税(復興特別所得税を含む)15.315%と住民税5%をそれぞれ円未満切捨てで計算します。実際の受渡額とは数円単位で差が出ることがあります。
- 換金・満期は、発行からちょうど◯年の利払日の直後を想定し、経過利子相当額は扱いません。発行後1年未満の中途換金は、災害救助法が適用された災害や保有者の死亡といった特例を除いてできないため、計算しません。
- 中途換金の調整額は、直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685を、利子ごとに円未満を切り捨てて合計しています(日本銀行の細則の方式)。
- 固定5年・固定3年は、満期の時点で額面を同じ金額だけ買い直し、受け取った税引後の利子は現金で持つ(利息を付けない)前提で10年まで並べています。買い直しの利率は、入力した将来の金利の置き方と同じ幅で動く前提(平行移動)です。
- 変動10年の適用利率は、基準金利×0.66(小数点以下第3位を四捨五入・0.01%刻み)で、下限は0.05%です。将来の基準金利は、入力した年と水準まで半年ごとに同じ幅で変わり、その後は横ばいとして計算します。本ツールは将来の金利を予測するものではありません。
- 既定値の利率は2026年9月募集分(変動10年 第198回・固定5年 第186回・固定3年 第196回)のもので、確認日は2026年9月19日です。利率は毎月の募集ごとに変わります。
- 個人向け国債は、令和8年12月募集分(令和9年1月発行分)から名称が「個人向け国債プラス」に変わる予定です。販売対象の拡大によるもので、商品性は変わらないと財務省が示しています。
- マル優(障害者等の非課税貯蓄制度)などの非課税制度と、申告分離課税として確定申告する選択は扱いません。
- 本ツールは特定の商品・金融機関の推奨や勧誘を行うものではありません。購入・換金はご自身の判断でお願いします。
- 出典: 財務省「個人向け国債」商品概要、財務省 Q&A「金利について」、財務省 Q&A「中途換金について」、財務省「現在募集中の個人向け国債」、国税庁タックスアンサー No.1310「利子所得」、日本銀行「個人向け国債の事務取扱いに関する細則」。数値・制度は各出典の公表内容に基づきます。
よくある質問
Q1途中で使うことになったら、元本を割りますか。
発行から1年たてば、1万円単位で中途換金できます。受け取る額は、額面に、それまでに受け取った税引後の利子を足し、直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685の調整額を引いた額です。たとえば300万円を変動10年で買い、基準金利2.96%(適用利率1.95%)がつづく前提では、半年ごとの利子は税引前29,250円・税引後23,309円で、1年後に換金するときの調整額は46,614円です。調整額は直前2回分の税引後の利子とほぼ同じ額で、それまでに受け取った利子を合わせた受取総額が額面を下回らない仕組みです。本ツールの計算にもこの調整額を織り込んでいます。
Q2発行から1年たっていなくても、換金できる場合はありますか。
災害救助法が適用された災害で被害を受けた場合と、保有者本人が亡くなった場合(相続)は、発行から1年たっていなくても中途換金できます(財務省の定める特例)。本ツールは通常の場合(発行から1年たった後)だけを計算します。
Q3変動10年の利率は、どう決まりますか。
財務省の説明では「各利払期における適用利率(年率)は、基準金利に0.66を掛けた値(小数点以下第3位を四捨五入し、0.01%刻み)です。」とされ、基準金利は直近の10年固定利付国債の入札における平均落札価格を基に計算される複利利回りです。半年ごとに見直され、0.05%(年率)の下限があります。本ツールは、入力した基準金利から適用利率を同じ式で計算し、将来の基準金利は入力した年と水準から半年ごとに求めています。
Q4基準金利は、3種とも同じですか。
違います。変動10年の基準金利は10年固定利付国債の入札を基にした複利利回り、固定5年と固定3年は募集期間開始日の2営業日前の市場実勢利回りを基にした5年・3年の想定利回りで、それぞれ別の値です。本ツールで置く将来の金利は変動10年の基準金利の動きで、固定5年・固定3年を満期で買い直すときの利率は、それと同じ幅で動く前提(平行移動)にしています。3種の金利を別々に置くことはできません。
Q5固定5年は5年で満期になりますが、10年で比べるとき何を仮定していますか。
満期の時点で、償還された額面をそのときの利率で同じ金額だけ買い直し、受け取っていた税引後の利子は現金のまま持つ(利息を付けない)前提です。固定3年は3年・6年・9年の満期でそれぞれ買い直します。買い直しの利率は、入力した将来の金利の置き方と同じ幅で動かした値で、実際の募集利率とは異なります。買い直した本も、その発行から1年たてば中途換金でき、調整額は直前2回分の利子から計算します。
Q6税金は、どう計算していますか。
利子には20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%と住民税5%)が源泉徴収されます。本ツールは、半期ごとの利子(税引前・円未満切捨て)から所得税と住民税をそれぞれ円未満切捨てで引いた税引後の額を積み上げます。財務省のシミュレーションの税引後の累計と同じ方式です。マル優などの非課税制度と、申告分離課税として確定申告する選択は扱いません。
Q7変動10年と固定5年に分けて買う場合は、どう見ればよいですか。
本ツールの計算は金額にほぼ比例するため、分けて買う場合は、それぞれの金額で別々に計算して足し合わせれば受取額の合計になります。たとえば200万円と100万円に分けるなら、金額を200万円にして変動10年の行を、100万円にして固定5年の行を読み、合計します。中途換金の調整額も同じように金額ごとに計算します(円未満の切捨てにより、数円の差が出ることがあります)。
Q8財務省のシミュレーションと、何が違いますか。
財務省のシミュレーションは、回号を選ぶと、利率が確定している期までの受取利子と、中途換金した場合の受取額を公式の値で示します。本ツールは、変動10年・固定5年・固定3年の3種を同じ金額・同じ期間で1つの画面に並べ、将来の基準金利を読者が置いて変動10年の受取額の変わり方を見られるようにしたものです。確定した回号の正確な受取利子・換金額は、財務省のシミュレーションで確かめてください。